ミニ保険ラボ

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【PayPayほけん】インフルエンザお見舞い金保険は加入すべき?メリット・デメリットまとめ

 PayPayからとてもユニークな保険が発売されていたので調査しました!インフルエンザ罹患時に条件に該当すると保険金が受け取れるというものです。通常の保険会社では出さないようなニッチな商品ですね。インフルエンザ流行期のみ発売しています。間違いなく需要がありそう!

 PayPayが商品を開発しているわけではなく、住友生命の100%子会社である「アイアル少額短期保険保険株式会社」が開発した商品をPayPayが販売しているといった流れです。商品の正式名称は「ミニ医療保険(インフルエンザ保障条項)」

インフルエンザお見舞い保険の保険料と保障内容

 インフルエンザは若い年代ほどかかりやすい病気です。上記画像の通りですが、リスクが高い若い世代の保険料が高めに設定されています。

 プランは「お手軽プラン」「基本プラン」「安心プラン」の3プランから選択可能。治療保険金の受取金額にのみ差をつけているんですね。分かりやすい。ミニ保険はやっぱりシンプルな内容が良いですね。

 治療保険金を受け取る条件は上記の通り。インフルエンザに罹患しただけは保障は出ません。インフルエンザに罹患後「タミフル」「リレンザ」などのインフルエンザ治療薬を処方される必要があります。

 インフルエンザで入院するケースは中々珍しいかもしれません。入院保険金は1回ににつき3万円と大きめに設定されています。入院時の保険金額は全プランで統一。入院リスクが高い高齢者は「お手軽プラン」で加入しておくというのがコスパが良いかもしれませんね。

インフルエンザ保険は加入すべき?

 正直もらえる金額も大した金額ではないです。あえてこの保険に加入する必要はないかなと思っています。ただ、人によって事情が全く異なります。自身が置かれている環境を考慮して選択するのがベストです!

 小学生ぐらいまでの小さなお子さんがいる人と独身で一人暮らしの人では感染リスクがまるで違います。保育園や幼稚園で子供が罹患→同居している親が罹患→配偶者に罹患など連鎖的に感染していくケースも多いです。多くのお客さんと直接かかわる「接客業従事者」や保育園などで子供と一緒に過ごす仕事をしている「保育士」なども感染リスクが高いです。前向きに加入を検討して良いかもしれません。

 また、純粋にインフルエンザに罹りやすい人と罹りにくい人がいますからね。生涯で一度もインフルに罹ったことがない人もいれば、毎年のように罹患している人もいます。私が毎年のように罹患している立場であれば確実に加入しますね。インフルエンザに罹った際の精神的なショックも減りますからね!

 保険に期待値という言葉を使ってはいけませんが、インフルに罹りやすい人であればインフル流行シーズンのみ加入するメリットは大きいです。

  20歳以上の方が「安心プラン」に加入すれば月額360円。流行シーズンである12月から2月までの合計3ヶ月加入するとして、月額360円×3ヶ月=1080円。万が一、インフルに感染して治療することになれば治療給付金7000円。6年に1回以上のペースでインフルで治療している人ならば加入するメリットの方が大きいと判断できます。万万が一、入院治療になった場合はプラスで大きな保障も受け取れますからね。

 「お手軽プラン」で加入した場合も想定してみます。月額250円×3ヶ月=750円。治療給付金が3000円。4年に1回のペースでインフルで治療している人なら元が取れますね。 

 問題は手続きの手間がかかるどうかという点です。どんなにいい保険でも手続きに時間がかかるのであれば面倒ですからね。PayPayアプリがあれば2.3分で簡単に加入手続きは終わります。保険金の請求もアプリのみで完結するとのこと。最短即日で保険金も支給されます。これは有り難い。

 デメリットとしては掛け捨ての保険のため、感染することが無ければ払い損になるということぐらいです。自身の置かれている環境を考慮して是非検討してみて下さい!