【ドコモ】熱中症お見舞金保険のメリット・デメリット!PayPay版と比較してみた
PayPayに続いて、まさかのドコモから出ました!熱中症のみを保障する熱中症お見舞金保険です。東京海上グループの「Tokio Marine X少額短期保険株式会社」が引受保険会社となりdocomoが販売しています。
医師の審査は不要。契約者になれるのは、18歳以上99歳以下の方です。被保険者は0歳以上であれば加入可能です。お子様用でも加入できるのは良い点ですね。保険料・保障内容を確認しましたが、PayPay版を意識しているなと感じました。PayPay版と比較して確認していきます。
ドコモの熱中症保険の保険料・保障内容
ドコモの熱中症お見舞金保険は「おてがるプラン」「基本プラン」「しっかりプラン」の3プランから選択、「1-7日、1-4ヶ月」の間で保険期間を設定します。
上記のように保険料が細かく設定されています。PayPayの熱中症保険の時も感じましたが、7日以下の短期間コースよりは1ヶ月型の方がコスパは良いですね。肝心の保障内容は下記の通りです。
どのプランを選択した場合でも3つの保障が付いてきます。プランごとに保障金額に差があります。おてがるプランは名前の通り保障内容も少なめ。手厚く備えたいなら「しっかりプラン」一択ですね。
救急車で搬送された時などの「緊急搬送見舞金」があるのは良いですね!猛暑の影響で緊急搬送が増えています。熱中症の実態に則した保障内容です。
注意したいのは入院保険金です。「熱中症となり、その治療のために2日(1泊2日)以上の入院をしたとき」というのが支払い要件です。医療保険では1日あたり入院給付金が〇〇円というのが一般的ですが、熱中症保険の入院給付金は一度限りの支払いです。入院期間が長引けば長引くほど受け取れる保障が増えるわけではありません。入院一時金のようなイメージです。
上記は契約概要・注意喚起情報から一部抜粋したものです。家族分も一緒に契約することが可能です。「両親や子供も一緒に備えておきたい」といった要望も満たせるのは良いですね!
ドコモとPayPay版の比較
ドコモ版、PayPay版、双方3プラン用意されています。PayPay版熱中症保険の1ヶ月型保険料と保障内容は下記の通りです。
PayPayの熱中症保険の保障内容は「治療保険金」「入院保険金」の2点のみ。「緊急搬送見舞金」はありません。全国各地で熱中症による緊急搬送が増えています。この保障があるかないかは大きな違いですね。このあたりは後発組であるドコモが優勢。
PayPayの熱中症保険を「1ヶ月型」「お手軽プラン」で契約をした場合の保障内容は「治療保険金5000円」「入院保険金10000円」となります。それに対して、ドコモの熱中症保険を「おてがるプラン」「30日(1ヶ月)型」で契約した場合の保障内容は「緊急搬送見舞金5000円」「治療保険金5000円」「入院保険金10000円」となります。保険料はどちらも200円です。
PayPayの熱中症保険を「1ヶ月型」「安心プラン」で契約した場合も確認してみます。「治療保険金10000円」「入院保険金30000円」となります。ドコモの熱中症保険を「1ヶ月型」「基本プラン」で契約した場合を確認します。「緊急搬送見舞金10000円」「治療保険金10000円」「入院保険金30000円」となります。保険料はどちらも240円です。
明らかに先発組であるPayPay版を意識した保障内容・保険料設定のように感じます。上記2プランの比較ではドコモ版の方が圧倒的に優勢です。保険料が変わらずに「緊急搬送見舞金」保障も付いてきますからね。このあたりは、後だしジャンケンができる後発組が有利です。
ドコモの熱中症保険の弱点・デメリット
一見隙のない保険ですがドコモ版熱中症保険にも弱点があります。契約キャリアがドコモ以外の方も加入可能ですが、dアカウントを持っていない方は契約できません。dアカウントの発行を受けてから申し込みをする必要があります。
また、保険金の支払いは一回のみ。再契約はできないという点にも注意が必要です。
上記Q&Aに詳しく記載されていましたが記述の通りです。この熱中症見舞金保険、保険料もお手軽で素晴らしい商品ですが、熱中症で保険金を受け取った場合は契約が終了・再契約ができないようになっています。熱中症に備えられるのは一回限りです!
PayPay版とダブルで契約するも良し、どちらか片方だけ契約するも良し。現状はドコモ版の方が優れていますね。PayPay版についての記事も参照していただければと思います。